たけしの等々力ベース』(たけしのとどろきベース、英称:TAKESHI'S TODOROKI BASE)は、BSフジで2011年1月13日から2015年9月24日まで毎週木曜日の23:00 - 23:55(JST)に放送されていたバラエティ番組。ビートたけしの冠番組。新作放送は隔週で実施。ステレオ放送、ハイビジョン制作を実施。通称は「等々力ベース」。

概要

レギュラー放送までの経緯

BSフジでは初めてのビートたけしの冠番組。『北野ファンクラブ』シリーズや『チャンネル北野』の後続的な位置付けの番組である。

盟友の所ジョージの事務所兼自宅である趣味の殿堂『世田谷ベース』に対抗するかのように、「60歳を過ぎて財産を残してもしょうがない!」と、たけしが自らの趣味とセンス、生活スタイルを結集し、財産とこだわりを全て注ぎ込んだ豪華な男の城『等々力ベース』を2010年秋に完成させた。これを機に「レギュラー番組を持ちたい」というたけしの希望から、2011年1月13日よりBSフジにてレギュラー番組の放送が決定した。また、レギュラー放送に先立つ、2010年12月16日にはパイロット放送として、初回放送2時間スペシャルが放送された。

「等々力ベース」自体が「世田谷ベース」のオマージュであるのと同じく、この番組そのものも『所さんの世田谷ベース』のオマージュである。

2015年9月24日放送、第112回「たけしの挑戦道!(総集編)」をもって当番組の放送が終了した。

番組終了後しばらくして、ほぼ同じ出演者とスタッフでBSスカパーにて不定期レギュラー番組『はじめてのたけし』が開始された。

等々力ベース

ビートたけしが所ジョージの「世田谷ベース」を真似たもの。完成に際し、所が「世田谷ベース」に所蔵していた様々な家具や物品を「等々力ベース」に持ちこんでいる。内部のみならず建物外部に置かれている物もそのほとんどが所から貰ったものである。

1階はガレージとして、たけしの所有するフェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェ、メルセデス・ベンツなど多数の高級車が駐車され、たけしの私室スペースもある。2011年3月現在、ロケ以外の企画はここに設えたコタツで撮影されることが多かった。

レギュラー放送回からは、毎回「○○道」と称しその道を究めていく。番組レギュラー進行役はガダルカナル・タカ、補佐役はつまみ枝豆。他の出演者はグレート義太夫、ダンカン、井手らっきょなどたけし軍団のメンバー。また『所さんの世田谷ベース』に出演している所ジョージや清水圭らがゲストとして出演する事が度々あった。

出演者

司会

  • ビートたけし(企画も担当)

レギュラー

  • ガダルカナル・タカ(進行役)
  • つまみ枝豆(ガダルカナル・タカが不在時に進行役)

準レギュラー

  • たけし軍団
    • 井手らっきょ(第2・3・5回)
    • ダンカン(第22・34・61・62・74・80・102・103・110回)
    • グレート義太夫(第2・4・56・61・62・65・66・68・94回)
    • ラッシャー板前(第51・61・62・69・75・82回)
    • 松尾伴内(第109回)
    • たけし軍団若手(玉袋筋太郎、〆さばアタル、無法松、お宮の松、ダイオウイカ夫、ガンビーノ小林、アル北郷、近藤夢、切畑トール、三又又三など)

主なゲスト

放送リスト

映像ソフト

発売・販売元はポニーキャニオン。

  • たけしの等々力ベース DVD-BOX1(2012年3月21日発売、2枚組DVD)

スタッフ

  • 企画:ビートたけし
  • 構成:斉藤タカシ
  • カメラ:長塚史視・田島実一朗・中馬込直人・水岡健太・辻明徳・星野基幸・中藤進・有本竜・東城建彦・宮崎耕平・林義広・川崎雅俊・藤澤蘭・山崎善映・飯田祐一郎(全てTSP・週替わり)
  • 音声:古川裕志・谷口憲司・高橋修平・大嶋朋子・勝見亘・桑原伸行・若林直幸・吉田奈央(全てTSP・週替わり)
  • 編集:桜井一成(フリーエディター)
  • MA(マルチオーディオ):坂本龍平(オムニバス・ジャパン 第107回から)
  • 音効:安原裕人、三濱徹也(第102回から)
  • オープニングタイトル:木村タカヒロ(第86回から)
  • 広報:真田真希(BSフジ)
  • AD(アシスタントディレクター):上野和幸・谷口誠・松本麗(グラムクリエイティブ)、西原孝至、石原寛基(BRAIN COMMUNICATIONS)、柴田俊希
  • AP(アシスタントプロデューサー):足立朱美(グラムクリエイティブ)、伊藤鮎佳(BRAIN COMMUNICATIONS)
  • ディレクター:森脇美樹(グラムクリエイティブ)
  • プロデューサー:田平秀雄(BSフジ)、梅本満(BRAIN COMMUNICATIONS・以前は梅本覇留と表記)
  • 技術協力:TSP、オムニバス・ジャパン
  • 制作協力:オフィス北野、BRAIN COMMUNICATIONS
  • 制作著作:BSフジ

過去のスタッフ

  • カメラ:原正美(原正美事務所)、船木壮(TSP)
  • 美術プロデューサー:丸山覚(アックス)
  • 美術制作:清水久(アックス)
  • 編集:宮下圭介(オムニバス・ジャパン)
  • MA(マルチオーディオ):東口智大、塚本啓介(共にオムニバス・ジャパン)
  • 美術協力:アックス
  • オープニングタイトル:掘恵貴(第85回まで)
  • 広報:山田章雄(BSフジ)、渡辺裕予(BSフジ)
  • AP:小橋佳奈(BSフジ)、板橋敦子(BSフジ)
  • プロデューサー:熊谷剛(BSフジ)

備考

  • 2011年1月20日から同年9月29日までは、毎週木曜12:00 - 12:55 (JST) の時間帯に再放送されていた。
  • 2011年11月17日・24日は、『ワールドカップバレーボール2011 LIVE!バボニュース』の放送により休止。
  • 2015年8月6日は、プロ野球中継『東京ヤクルト×巨人』延長により休止。
  • 2015年9月3日は、『43rd フジサンケイクラシックダイジェスト』の放送により休止。
  • 2015年4月からは、KBS京都でも放送された。

脚注

関連項目

  • FAMOSO - ビートたけし(編集長)、所ジョージ(副編集長)により不定期に発行されている雑誌。
  • T.Nゴン

外部リンク

  • たけしの等々力ベース(番組専用オフィシャルサイト)
  • たけしの等々力ベース(番組紹介サイト)
  • たけしの等々力ベース(公式雑貨店)

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