神田神社(かんだじんじゃ)は、岐阜県加茂郡東白川村神土(かんど)にある神社。美濃国賀茂郡式内社の神田神社であるとされる。
毎年9月下旬の神田神社例大祭は、祭事のほか、獅子舞、御神酒の振る舞いなどが行われる。かつては山車の引き回しが行われていたが、1950年代に過疎化によって中止された。2008年(平成20年)に新たに山車が製作され、引き回しが復活した。
概略
- 元正天皇の養老2年(718年)創建という。延喜式神名帳では神田を「カムダ」と呼んでいたという。
- 平安時代中期以後は衰退したが、嘉慶2年(1388年)に再興修復され、神仏習合により白山妙大権現と改称する。
- 室町時代に再び衰退したが、永禄元年(1558年)に再興された。享保2年(1717年)に建物を再建している。
- 明治元年(1868年)、この地域は苗木藩により廃仏毀釈が徹底的に行なわれ、白山妙大権現は神田神社に改称する。
- 明治3年(1870年)、神祇局により式内社の神田神社であるとされ、明治4年(1871年)に苗木県の郷社、明治6年(1873年)には岐阜県の郷社となる。
祭神
主神
- 伊邪那岐命
- 伊邪那美命
- 大国主命
- 少彦名命
- 速玉男命
合祀
- 猿田比古命
- 大山祇命
- 水分命
- 天照皇大神
- 菊理比女命
- 大雀命
- 火産霊命
- 誉田別命(八幡神)
- 須佐之男命
所在地
- 岐阜県加茂郡東白川村神土604
交通機関
- 濃飛バス白川線「東白川村役場前」バス停下車。
- 高山本線白川口駅より大明神行き
外部リンク
- 八百万の神
関連項目
- 越原神社
- 五加神社
脚注



