国道203号(こくどう203ごう)は、佐賀県唐津市から佐賀市に至る一般国道である。
概要
唐津市と佐賀市を結んで佐賀県を南北に縦断する幹線で、ほとんどの区間でJR九州唐津線と並行して走る。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
- 起点:唐津市(川原橋交差点 = 国道202号交点)
- 終点:佐賀市(SAGAアリーナ前交差点 = 国道34号上、国道263号終点、国道264号・国道323号起点)
- 重要な経過地:多久市、佐賀県小城郡三日月町
- 総延長 : 56.3 km(重用延長を含む)
- 重用延長 : 12.0 km
- 未供用延長 : なし
- 実延長 : 44.2 km
- 現道 : 34.9 km
- 旧道 : なし
- 新道 : 9.3 km
- 指定区間:唐津市和多田西山4544番1 - 佐賀市日の出2丁目46番1(全線)
歴史
- 1953年(昭和28年)5月18日 - 二級国道203号唐津佐賀線(唐津市 - 佐賀市)として指定施行。
- 1965年(昭和40年)4月1日 - 道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道203号として指定施行。
- 2016年(平成28年)4月1日 - 国道202号のうち、起点から大土井交差点の区間の道路管理が国土交通省から唐津市に変更されたことに伴い、起点が唐津市東町交差点から川原橋交差点に変更となる。
- 2018年(平成30年)4月1日 - 国道203号のうち、厳木バイパスに並行する現道区間が佐賀県道350号相知厳木線に変更となる。
路線状況
- 唐津市
唐津市の国道202号交点である川原橋交差点が起点で、松浦川を渡り唐津線と並行して南南東に進み山本地区を抜け相知町に入る。
相知町以南では厳木川・唐津線に沿って南東に進む。唐津市役所相知支所のある相知町の中心部を経て相知長部田ICから厳木バイパスに入り、牧瀬ICで現道と合流する。やや急なカーブ・勾配のある笹原峠を越えて多久市に入る。
- 多久市
笹原峠を越え唐津線の踏切を渡り多久市の中心部に入ると東側に向きを変え、唐津線から離れ多久市役所の前を進む。市中心部の多久原交差点から市東端部の一本松交差点までの間は旧道のほか、旧道の北側の厳木多久道路・長崎自動車道沿いに東多久バイパスが整備されている。一本松交差点で旧道とバイパスが合流し、再び唐津線と並行して小城市に入る。
- 小城市・佐賀市
小城市に入り再び唐津線と離れ、市中心部に入る。市中心部の当道路の南側に小城公園がある。三日月町に入り南東に向きを変え、小城市役所の前を通る。三日月町五条交差点で単独区間は終わり左折し、国道34号との重複区間に入り東進し、佐賀市中心部に近いSAGAアリーナ前交差点が終点となる。
小城市の畑田交差点から晴田小学校手前までの約750 mの区間は戦時中に簡易滑走路(小城町軍用滑走路)として整備された歴史がある。
有料道路
- 厳木多久道路
バイパス
- 厳木バイパス(唐津市)
- 東多久バイパス(多久市)
重複区間
- 国道34号(小城市三日月町樋口・五条交差点 - 佐賀市日の出1丁目・SAGAアリーナ前交差点(終点))
道路施設
橋梁
- 嘉瀬大橋(嘉瀬川、国道34号重複区間)
トンネル
- 岩屋トンネル:延長120 m、2002年(平成14年)竣工、唐津市(厳木バイパス区間)
- 箞木(うつぼぎ)トンネル:延長335 m、2002年(平成14年)竣工、唐津市(厳木バイパス区間)
- 浪瀬トンネル:延長276 m、2000年(平成12年)竣工、唐津市(厳木バイパス区間)
- 厳木トンネル:延長602 m、1992年(平成4年)竣工、唐津市 - 多久市(厳木多久道路区間)
道の駅
- 厳木(唐津市)
地理
通過する自治体
- 佐賀県
- 唐津市 - 多久市 - 小城市 - 佐賀市
交差する道路
交差する鉄道
- 唐津線
峠
- 笹原峠(唐津市 - 多久市)
ギャラリー
脚注
注釈
出典
関連項目
- 日本の一般国道一覧
- 九州地方の道路一覧
外部リンク
- 国土交通省九州地方整備局
- 佐賀国道事務所:全線を管理。


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