セダカヘビ科 (Pareidae) はヘビの科の一つ。3属15種が所属する。アジアに分布し、主に湿潤な森林に生息する。カタツムリを専食することが特徴である。
形態
以下の様な共有派生形質を持つ。
- 上顎骨において、眼窩前部を構成している部分が縮小している
- 上顎前方に歯がない
- 歯は細長い
- 翼状骨は方骨・下顎と関節しない
- 口角挙筋が下唇腺に進入し、圧迫筋として機能する
- 半陰茎は深く二叉し、各陰茎を発達した組織が取り巻いている
顎の形態はマイマイヘビ亜科の一部の種に似るが、これはカタツムリ食に特化したための収斂進化だと考えられる。
分類
分類はReptile Database、和名は『ヘビ大図鑑』による。
- エダセダカヘビ属 Aplopeltura Duméril, 1853 - 1種 エダセダカ Aplopeltura boa 東南アジア
- スベセダカヘビ属 Asthenodipsas Peters, 1864 syn. Internatus- 3種 東南アジア
- セダカヘビ属 Pareas Wagler, 1830 - 11種 東南アジア・中国・台湾・琉球列島
- イワサキセダカヘビ Pareas iwasakii
脚注




