docomo STYLE series P-06C(ドコモ スタイル シリーズ ピー ゼロ ろく シー)は、パナソニック モバイルコミュニケーションズによって開発された、NTTドコモの第三世代携帯電話(FOMA)端末であるdocomo STYLE seriesの一つである。
概要
NTTドコモから発売される携帯電話としては、最大で12のカラーバリエーションを用意した端末となる。ヒンジと内側のカラーは4色となっている。外側の色に対する、内側色はカラーバリエーションを参照。
また端末ディスプレーには、背景色を366色用意されており、毎日、待受を切り替えるというコンテンツがプリセットされている。
端末のデザインは折りたたみ式となっており、やや角ばった、凹凸や継ぎ目を極力減らしたシンプルなデザインとなっている。Pシリーズの定番機能であるワンプッシュオープンボタンも搭載されている。カメラ部分においても凹凸が少ない。
また防水(IPX5/IPX7)仕様となっており、風呂場でのワンセグの試聴なども行える。
背面のヒンジ部には有機ELの小型のディスプレーが配置されており、これもそれぞれのカラーにあわせた鏡面仕様となっている。
テンキーの下には「I」「II」「III」と記されたマルチワンタッチボタンが用意されており、それぞれのボタンに自分がよく使う機能を割り当てることができる。割り当てられる機能は、よくかける人への電話発信、メール作成、電卓、赤外線受信、アラーム、BookMark、スケジュール、アラーム、メモ、バーコードリーダーなどがある。
その他機能
VIERAケータイとは名乗らないものの、ワンセグでは毎秒15フレームの映像を最大で毎秒60フレームの映像に変換する機能である「モバイルWスピード」が搭載されており、なめらかな動きのワンセグ映像を試聴することができる。
デコメ絵文字や待ちキャラ、デコメアニメ、待ちうけ画面、メニュー画面、アンテナ、メール送受信画面等にスヌーピーのコンテンツがプリインストールされている。その他デコメ絵文字は2,102種類がプリセットされている他、入力したメールの文章を、かんたんな操作でデコメールに変換する「すぐデコ」機能なども搭載されている。
カメラには、被写体にカメラをむけるだけで自動でシーンを認識する「インテリジェントオート」が搭載されており、状況にあった撮影が可能となる他、光量が少ない室内などで暗く写ってしまった部分を明るく補正する機能が搭載されている。
富士通製の機種などに多く搭載されている「しっかりトーク」や「ゆったりトーク」がプリセットされている。
カラーバリエーション
色調は大きく分けて3系統の色調で揃えられる。
モノトーン系ホワイト、シルバー、マットブラック、ブラック
ピンク系パールピンク、コーラルピンク、マゼンタ、レッド
ゴールド系ローズゴールド、ゴールド、イエロー、オレンジとなっている。
主な対応サービス
NTTドコモの2011年夏モデルの新サービスである、長時間の動画ストリーミング再生が可能な50メガiモーションや声の宅急便には対応していない。しかし着うたや動画などのコンテンツをまとめてダウンロードできるコンテンツパッケージにも対応している。
プリインストールアプリケーション
その他にドコモマーケットやP-SQUARE MARKETなどから様々なアプリケーションやコンテンツをダウンロードし、インストールすることが可能となる。
歴史
- 2011年4月5日 -米国連邦通信委員会(FCC)通過
- 2011年4月5日 - 技術基準適合証明(TELEC)通過
- 2011年5月16日 - NTTドコモより発表。
- 2011年7月27日 - 12色のうちマットブラック、ブラック、シルバー、ローズゴールド、ゴールド、オレンジの6色の予約開始。
- 2011年7月29日 - 上記6色が発売開始。
- 2011年8月24日 - 残りのホワイト、パールピンク、コーラルピンク、マゼンタ、レッド、イエローの6色の予約開始。
- 2011年8月26日 - 上記残りの6色が発売開始予定。
不具合
2012年2月14日に以下の不具合の修正がソフトウェアアップデートによって行われた。
- 携帯電話(本体)で撮影した動画が、正常に再生されない場合がある。
関連項目
- docomo STYLE series
- P-05C
- P-04C




